2011年12月19日月曜日

絵、感覚、青春。




黄色い目の魚 - 佐藤多佳子

佐藤多佳子さんの作品では、一瞬の風になれがすごく好きで。

高校の時に読書感想文で書いて、先生の御誉めの言葉をいただいた。

タイトルは、絵、感覚、青春。

この作品を3つの単語でまとめたもの。

もちろん、読んだから言えることなのだけど。

普通の高校生とか言っているけど、僕はそんなことは思わない。

だって、まわりに絵描きが何人もいて、高校生なのにジンが好きなんて特異だと思わない?

親しい友人?に紹介されて読み始めたのだけど、そういう人がいるっていいな、と。

確か以前紹介した「イニシエーション・ラブ」の大学生時代の恋人同士が
会うたびにお互いの好きな本を紹介し合ってというのがあった。

まあ、黄色い目の魚の主人公、ヒロインも充分素敵なんだよね。

もう、読んでいてじれったくなってしまう。

でも、特異な彼らとは云えど、僕らだってそういう淡い思いをしたことは一度や二度ではないはず。

内容云々でなく、高校時代に読んでおけば良かったと思う一作。

文章自体は高校の目線だけど、時に高校生と思えない表現があって。

そしてくすっと笑ってしまう比喩とか。

最近気づいたんだけど、凄く秀逸な比喩を作中に含ませられる作家さんは偉大だな、と。

だって、そんな答え(答えとは言えないが、答えに遥かに近いもの)は、
僕たちには、パスカルやプルーストを読んだって到底浮かばないのだ。

一端の素人が言うのもアレだが、はっきり言って嫉妬、悔し過ぎる。

彼らに少しでも追いつくために文学に触れる。

まあ一番は好きだから。




光 - 宇多田ヒカル

誰しもが一度は聞いたことがあるこの曲。

僕はキングダムハーツが大好き。

まだ、1のファイナルミックスはクリアしていない。

RPGというか、ゲーム全般が苦手なのだ。

ただ、この曲はふとしたときに聴くと確実に鳥肌モノだ。

昨年のラストライブから早一年。

彼女は今どんな【人間活動】をしているのだろう。

それにしても、人間活動って格好良いと思わない?



kiri.



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